小説 ジェノサイド
新刊は高いな~、と感じている、書店の迷える子羊たちに送ります。
少し前の作品ですが、読んでない方はもったいない。
上下巻でボリュームがあります。
秋の夜長には最適な作品だと思います。
さて、内容ですが、勿論ネタバレはないので、最後まで記事を読んで下さい。
話は、イラクで戦うアメリカ人の傭兵と、日本で薬学を専攻する学生の2人を軸に展開していきます。
傭兵と学生??? どうゆう話やねん???
って思いますよね。
ようするに、世界規模で話が展開するんですよ。
毎回、説明が雑過ぎる。自分でそう思います😿
あまり書くと、読者の楽しみを奪うような気がしまして・・・・・・
もう少し触れると、日本、アメリカ、コンゴを舞台に、それぞれの立場で人類の未来を賭けて戦うのです。
政府機関の思惑が交差する中、情勢不安の地でのリアルな戦闘があり、種の起源や進化の謎に迫る、といった盛沢山な内容が緻密に構成され、ド級のエンタメ作品となっているのです。
描写には残酷なものがあるので、けして優しい物語ではありません。
只の空想物語ではなく、リアルに迫ることで、物語に真実味が生まれているんです。
まあ、読んで見て下さい。頭の中で映像が再生されます。
ここまで書いて、ひとつ、残念なことがあります。
それはkindle版がないことですね。
僕は数年前にkindle(電子書籍)を購入しました。それからは、読書といえば電子書籍を購入しています。
電子書籍のラインナップは年々増えていて、「書店を大事にするから、電子書籍の販売はない」とまで言い切っていた、東野圭吾作品も読めるようになっています。ディスってませんよ💦 あくまでも、市場としては無視できないということです。
紹介したジェノサイドは、今のところ電子書籍化されていません。前回紹介したカタコンベも同じです。
だからといって、電子書籍派の人が読まないのは、読書人生、損しています。
秋の夜長に、毎日の通勤に、是非読んでみて下さい。
ちなみに、リンクにあるAmazonのページを見てみると、kindle化リクエストボタンがあるので、電子書籍派はリクエストしてみて下さい。どのくらいの希望数で電子書籍化されるんでしょうね?