へるめーす君の品定め ~気ままに5つ星check!~

個人的な趣味や興味がある事柄に触れて、その感想を正直にお伝えします。

小説 ジェノサイド

ジェノサイド 上 (角川文庫)

ジェノサイド 上 (角川文庫)

  • 作者:高野 和明
  • 発売日: 2013/12/25
  • メディア: 文庫
 

                        出典:https://www.amazon.co.jp

新刊は高いな~、と感じている、書店の迷える子羊たちに送ります。

少し前の作品ですが、読んでない方はもったいない。

上下巻でボリュームがあります。

秋の夜長には最適な作品だと思います。

さて、内容ですが、勿論ネタバレはないので、最後まで記事を読んで下さい。

話は、イラクで戦うアメリカ人の傭兵と、日本で薬学を専攻する学生の2人を軸に展開していきます。

傭兵と学生??? どうゆう話やねん???

って思いますよね。

ようするに、世界規模で話が展開するんですよ。

毎回、説明が雑過ぎる。自分でそう思います😿

あまり書くと、読者の楽しみを奪うような気がしまして・・・・・・

もう少し触れると、日本、アメリカ、コンゴを舞台に、それぞれの立場で人類の未来を賭けて戦うのです。

政府機関の思惑が交差する中、情勢不安の地でのリアルな戦闘があり、種の起源や進化の謎に迫る、といった盛沢山な内容が緻密に構成され、ド級のエンタメ作品となっているのです。

描写には残酷なものがあるので、けして優しい物語ではありません。

只の空想物語ではなく、リアルに迫ることで、物語に真実味が生まれているんです。

まあ、読んで見て下さい。頭の中で映像が再生されます。 

ジェノサイド 下 (角川文庫)

ジェノサイド 下 (角川文庫)

  • 作者:高野 和明
  • 発売日: 2013/12/25
  • メディア: 文庫
 

                        出典:https://www.amazon.co.jp 

ここまで書いて、ひとつ、残念なことがあります。

それはkindleがないことですね。

僕は数年前にkindle電子書籍)を購入しました。それからは、読書といえば電子書籍を購入しています。

電子書籍のラインナップは年々増えていて、「書店を大事にするから、電子書籍の販売はない」とまで言い切っていた、東野圭吾作品も読めるようになっています。ディスってませんよ💦 あくまでも、市場としては無視できないということです。

紹介したジェノサイドは、今のところ電子書籍化されていません。前回紹介したカタコンベも同じです。

だからといって、電子書籍派の人が読まないのは、読書人生、損しています。

秋の夜長に、毎日の通勤に、是非読んでみて下さい。

ちなみに、リンクにあるAmazonのページを見てみると、kindle化リクエストボタンがあるので、電子書籍派はリクエストしてみて下さい。どのくらいの希望数で電子書籍化されるんでしょうね?