小説 隠し剣孤影抄
何を今更、と言われる方はスルーでお願いします。
時代・剣客小説愛好家には、避けて通れない作品の紹介です。
さて、コロナ渦において、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。
外出の機会が減って、映画鑑賞の時間が増えた方もいるのはなのかな、って思います。
観た映画で、木村拓哉主演の「武士の一分」や、豊川悦司の「必死剣鳥刺し」、永瀬正敏の「隠し剣鬼の爪」はありましたか?
もし、洋画しか観ない、という「食わず嫌い王」がいたなら、是非一度。
絶対に面白いですから。
実は先に書いた映画は、全部この隠し剣シリーズ1の孤影抄とシリーズ2の秋風抄に収録されている短編作品が原作なんですよ。
隠し剣とは、そうジャンプコミックスのノリで言えば必殺技です。
ちょうど、鬼滅の刃ブームなので、水の呼吸「壱の型」みたいな。
しかし、鬼滅の刃との違いは、そう何度も使わないってとこです。
その隠し剣の多くは、使い方や、名前すら世に伝わっていないこともある。
おすすめする年齢層は、オール。
男女問いません。というのも、剣客には敵がいて、事情があり、苦しみがあり、家族がいて・・・・・・
武家社会に生きる女性もしっかり描かれています。
悲哀や希望を胸に、それぞれの主人公が隠し剣を遣う時。物語のクライマックスを味わうと「そりゃあ映像化されるよな」と、納得してしまいます。
短編なので、一日一話。
通勤電車・バスでのお供に。
映画は観たけど、原作は知らないという人。
読みやすく、時代小説の入門にも向いてます。
ちなみに、武士の一分は下のリンク。
武士の一分は「
それぞれ、独立した物語なので、シリーズ2の秋風抄から読んでも大丈夫です。
へるめーす君check!
※生死を賭けた戦いが見たい:★★★★☆
※通勤通学のお供に :★★★★★
※長編ストーリーが読みたい:☆☆☆☆☆
※鬼滅好き(上弦の鬼好き):★★★☆☆