へるめーす君の品定め ~気ままに5つ星check!~

個人的な趣味や興味がある事柄に触れて、その感想を正直にお伝えします。

小説 火喰鳥 羽州ぼろ鳶組

火喰鳥――羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

火喰鳥――羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

 

                        出典:https://www.amazon.co.jp江戸の火消しを主人公とした物語です。

主人公は町火消しではなくて、武家火消し

時代小説としては、珍しい設定と思いませんか?

武家の火消しですよ。武家

現代に置き換えたら、町火消し消防団で、武家火消しは消防士? 公務員?

てな感じでしょうか(読む前の僕の考え)

時代小説が大好きな僕ですが、楽しく読みながら、江戸の文化や火消組織について色々と勉強になりました。

断っておきますが、江戸の暮らしを紹介する本ではありません。誤解がないように。

 

物語は、江戸随一として知られた主人公の松永源吾が、小さな藩に士官するところから展開してゆきます。

訳あって落ちぶれた男(主人公)が、壊滅状態にあった藩の火消組織を再建できるのか、その過程で登場する曲者の仲間達。

聞いたことのある、それぞれが主人公級の人物達も登場しますよ。

武士としての立場と、火消の矜持の間で、松永源吾は再び蘇ることができるのだろうか、という感じですかね。毎度雑多な感じですみません💦

つまり、書きたいことは、面白い、ということなんですよね。

 

次巻までの間隔が短く、僕は7巻の狐花火まで読んでこの記事を書いています。

狐花火 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

狐花火 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

  • 作者:今村翔吾
  • 発売日: 2018/11/14
  • メディア: 文庫
 

                        出典:https://www.amazon.co.jp

読んでいて、毎回思うことがあります。

それは、アニメ化。そうアニメ化です。

江戸の町をのみ込む紅蓮の炎。

緊迫した火事現場での必死の攻防。

なんと映像化に適した作品でしょうか。

いつか、この小説が映像化されたものを見てみたいと思いました。

 

次に何を読もうかと迷っている子羊たちよ。

さあ、読みなさい・・・・・・

読んだ後は、清々しい気持ちで一杯になりますから。

 

へるめーす君check!

    ※強い武士の主人公に飽きた人へ:★★★★☆

    ※火事だけ?いやいや色恋沙汰も:★★★☆☆

    ※来るか、映像化!?     :★☆☆☆☆

    ※話は続いています。一巻からね:★★★★★